人気ブログランキング | 話題のタグを見る
いつの日か。。。
故事に【雨降って地固まる】とある
雨の降った後は以前にも況して地面が堅固になる事から
変事の後は却って事態が落ち着いて基礎が固まる
あるいは、以前より良い状態になると言われている様に
物事良い方に考えましょう

今日はめでたい日
でも昨夜から激しい雨だった こんな時は。。。
雨にも負けず、風にも巻けず。。。(* ̄m ̄)

長女の夫の妹さん。。。と言えばどう言う関係にあるのか
ま。。。遠い親戚としておこう 婚礼でした
夕べから雨足が酷かったのが式参列時 幾分納まりました
でも結局一日中雨が止む事はありませんでした

今年は台風並みに結婚式の当たり年 次女を含め4つ目
お陰で何度か和服でお洒落をする機会が持てました

様子は後日。。。。
ブログは通常通り昨日の母の様子から。。m(_ _;)m

***********************

11月10日(金)
病室に入った時、母は介護員Oさんと話をしていた
「本当に良いんですか?」と言われている
母は靴下の片方が脱げていて膝までパジャマがめくれていた
毛布も布団もはだけていて見た私が寒気を感じた

『母さん寒くないの?』と聞くと
「YUKIが布団をかけてくれるだろう」と言った
どうやら介護員さんの心使いを断っていたようだ
「娘さんがしてくれるから結構です」って言われちゃいましたとOさん
母さんったら。。。。またわがまま言ってる

記録書きを見ると夕べも今朝も一度目のオムツ替えが拒否になっている
一体いつになったら院内生活に慣れてくれるんだろう
ため息雑じりで車椅子に移動してベッドの上を掃除
布団の中から履いていなかった片方の靴下が出てきた
1階のトイレで排尿を済ませて談話室へ向かった

君子おばあちゃんが居た!
早速昨日のお茶会の様子を聞いてみると
「夜 急に仕事が入ったので遅くまで残業していた」
と母の話題は出てこなかった 残業は行なわれないはず
しっかりしている様でやっぱり記憶は留められていない

母にも君子おばあちゃんと居た事を聞いてみたけれど
お茶した覚えがないという。。。似たもの同士だ

「あんな美味しいお菓子をもらわなきゃ体力が続かなかった」とおばあちゃん
母との同席は覚えていなくても貰った菓子の事はしっかり覚えていた(* ̄m ̄)

父が談話室にやって来た 午後来るなんて珍しい事だ
この時間帯なら私が居るから幾つか聞きたい事があったらしい
序に入院費の支払いも済ませる予定だった父

「ピースの歯磨きだけどな。。。」と早速質問その1
元々几帳面な性格だから自分がやる気になりさえすれば頑張れる
毎日の歯磨きは続いているようだ
「歯ブラシとガーゼの両方に薬を付けるのか?」と以前と同じ質問
(*≧m≦*)そんなに神経質にならなくても毎日しているなら片方で十分よ

「認定変更があってから食事代が高くなったのはどうしてだ?」質問その2
。。。私は市職員でも病院関係者でもないよ 知るか!
と言いたかったが…想像だけど在宅中介護保険で効いていた食事代が
今回の認定変更で無効になったんじゃない?
その代わり2ヵ月後の決算時に所得免除で入院費の一部が返って来ると思うよ
と答えておいた 納得いかないのなら自分で確かめる事だ

私を挟んで左に母 右に父が座っていたが
父が来たことで母は左のテレビ側に顔を向けた 
画面を見たいわけではない 父の顔を避ける為

『父さん 折角来たんだから無粋な話は電話で済ませて
母さんと話をしなよ』 父は母の左に椅子を移動した
すると母は顔を右に向けてしまう 父の顔を見る拒否行動

こんな態度をしていると今度は父の訪問意欲も薄れてしまう
『父さんと二人っきりの時もこんな感じ?』つい確かめたくなる
「良い時あり 悪い時ありだな しょっちゅう機嫌が変わる』
在宅生活の時と全く同じだ
可哀相だけど私と訪問時間帯が同じじゃない方が良いように思える
午前中は父さん 午後は私 改めてそう決めた

父を玄関に見送りに行く途中
「なぁYUKI お前が病院に居る時、俺がピースを連れてきて
外でばあさんに会わせるのはどうだ?」
母を喜ばせる為に一生懸命考えたアイデア
所が母はその言葉を聞いて
「ピースになんか会いたくもない、危険だ」と吐き出すように言った
会いたくないのはピースじゃなくて父だろう
さすがに私も父が気の毒に思えてきた
母の代わりに病院を出て行く父に手を振った 
父は二度振り向いて手を振り見えなくなった

「やっと帰ったか」せいせいしたような顔の母と逆に沈む私
血筋ってこんなものだろうか 父に対する同情心
私は父にとって唯一の娘だ 
普段嫌いだと言いつつふっ切れないものがある

そして何れ私も父と同じ扱いをされる日が来るかもしれない
それが認知症(アルツハイマー病)自分の娘さえ区別が付かぬ時が来る
酷な病だ でも人が長寿する限り多少の差があっても起こり得る事だ
それを幸と思うか不幸と思うか…
見慣れた母の態度だったけれど改めて胸痛む思いだった
by r-petal | 2006-11-11 20:44
<< 傷口に塩 茶友達 >>