ちらし寿司
昨日長女のアパートから戻った時宅配の不在票が入っていた 
次女がネットのアスカ社のエディターを使って自作した写真集だった
誕生までのお腹の中の冬音(エコーや4D画像)を交えて
その時どき、次女が冬音への愛情の思いを添え書きしてある
冬音が大きくなってそれを読んだ時気付くだろう
貴方の母親はどんなに貴方を愛していたのかを・・・

その大事な写真集は今日の午前中に再配達される予定
次女同様私も自費出版のVol・2を3日前に印刷オーダーした
前回は157ページの短編だったが今回は410ページの長編
手元に届いたら母さんの枕元で思い出話として聞かせてあげよう
貴方の娘と孫がどんなに貴方を愛していたかを・・・

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経管栄養26日目 3階療養病棟22日目 昏迷状態71日目

4月17日(火曜日)  
母さん、今日は翔悟の皮膚科に行った後
お昼は長女のアパートでごちそうになったよ
娘が用意してくれてあった昼食はちらし寿司だった
一瞬グッと胸に来るものがあった
私が元気な母さんに最後に会った日 あの日の昼食もちらし寿司だったね
いつも院内食はまずいって文句を言っていた母さんが美味しいって残さず食べた
私もね、美味しいよって残さず食べてきたよ

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2:00pm 病室に入った時母さんは目を明けていた 珍しい
3階病棟でも部屋によって1週間のスケジュールが違うのを初めて知った

母さんは今まで何度か部屋移動があったが殆どが介護員中心だったが
ここ305号室はおむつ替えと経管栄養管理以外の行為は看護師が中心に行う 
例えば体拭きやシーツ替えなどは介護員は行なえない
時間は午前中であったり午後一だったり今日は午後一で行われたようで
従って母さんの体拭きとおむつ替えは必要なく保湿剤を塗るだけだった

検温や血圧なども看護師が定期的に測りに来てくれるので
最近は看護師とも話す機会が増えた、
同時に顔と名前を覚える様になったが・・・これが大の苦手 頭が痛いわ

髪の毛をとかしていたら母の古い友人夫婦が見舞いに来てくれた
母さんが19歳と言えば時代は何時だ?それ位昔からの付き合いで、
母さんにっとって多分一番長い付き合いだろう 
何と言っても父さんと出会う随分前の事だから 

当時母はその夫妻の親の付き添い看護婦だったらしい 
母さんが看護婦だったなんて未だに信じられない私、
だって孫が熱出しゃ一番オロオロしていたのは母さんだった(笑)
以来親戚の様に家族で付き合いは続いている
今まで何度も夫婦で見舞いに来てくれて
特におじさんは母の姿を見ては毎回涙ぐむ
「しっかり世話してやってくれな」そう言い残して帰って行った

今日の母さんは午前中熱が37.3度と微熱があったらしいが
4時の検温時には36.1度に下がりアイスノンを外して行った 
血圧も150に下がった 

3時半頃何度か首や足に微痙攣があったがそれも直ぐ止まった
お疲れの様子で友人夫婦が帰った後は眠り続けていた 
熱もあった事だし今日は休ませてあげよう・・・
とは思うのだがつい声をかけると薄目を明ける 
さすがに5度目にはうるさいらしく大きなあくびをしながら無視された 

ここの所舌の白い塊、舌苔が酷かったが
昨日看護師にそれを溶かす薬を塗ってもらったので
今日は念入りに取ってもらったようだ 綺麗になっていた 
良かったねと頭を撫ぜていたら姉さんから電話が来た
「どこに居る?」 母さんの目の前に居るよ
「昨夜から気になっているのだけれど母さんの舌の白い・・・」思わず微笑んだ

姉さんも同じ事が気になって看護師に伝えたようだ 
母の口内を見ながら舌の様子を報告した
昼間は私 夜は姉さんが母さんの体のチェックをされているとなると
看護師も手を抜けないぞ(笑)

珍しく夕食が運ばれるのが遅かった 
今日の母さんは瞼が少し浮腫んでいるので余計に不機嫌顔に見える
ついあの最後の笑顔で食べていた顔と比べてしまった・・・
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by r-petal | 2007-04-18 08:06
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