最後の親不孝
母が意識を失ってから今日で四十九日目、経管栄養法が取られて4日目を迎えた
ここには元気な頃の母の思い出があり過ぎてページを開く事が出来なったが
私たち身内にとって母の死を迎える準備時期が来たと思う
。。。と綴っても近日中に母の容態が急変する事はない。。。と思うが
最後は人としての尊厳を維持したまま死を迎えさせてやりたい
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この49日間に母は3つの山があった
★脳梗塞発症(3回目)後、2週間の脳治療期、この時期が一番辛かったと思う 
母は昏睡~半昏睡状態で初期に痙攣の苦しみもあり
浮腫みと発熱そして発疹で殆ど無反応だった

ラジカットなど4種の脳治療薬使用期限、2週間で薬を止めてから
母は目を明けるようになった
発熱と一時呼吸が低下する時があったが
この時期酸素マスクが外され自力呼吸が出来る様になった
状態は半昏睡~昏迷状態でヤレヤレと思った29日目に黄疸が出た 
肝臓検査結果はどれも前回より驚く急増数値で
治療薬は一切使用なしとだと思っていた私は何故?と疑問を持った
医師から母に痙攣予防に使っていた薬の副作用だと説明を受けた時は正直怒りを抱いた
無治療にして欲しいと頼んだのにも関わらず
あの強い薬を28日間も続けていたら副作用が出るに決まっている 
直ぐに痙攣予防薬アレビアチンは中止された 

★脳治療終了後15日目(意識を失って30日目)にやっと本当に無治療になった 
例え意識レベルは進展なしでも母は更に自分から目を明け、
頭を動かし声を発するようになった まるで今にも喋りそうな感じで・・・
それらは意識清明ではないと知りつつもこの数日間は一番元気な母だった

★昏迷状態34日目
母の尿量が減り始めたので利尿剤を投与すると電話があった
医師になるべく副作用のない薬を使用して欲しいと頼んだ
利尿剤投与が関係あるのかは分からないがこの日1ヶ月ぶりに便が出た
介護員と一緒に2月3日以来、久しぶりに母のお尻を拭いてやる事が出来たが
尾てい骨を中心に出来てしまった床ずれは更に箇所が増え酷くなっていた

この頃の母は更に目を明け出口に移動する私を頭を動かして目で追う
暫く見つめていて母が視線を逸らすまで帰りを躊躇してしまう事もあったが
40日目からただ私を見つめるだけ声を出さなくなった 

3月23日(金)母が昏迷状態になって45日目 
状態は安定してはいたが目を明けている時が少なくウトウトしている状態が多い
治療薬は利尿剤と時々上がる血圧を下げる一時的な薬だけ 
後は生命維持のエネルギー補給フィジオゾールとアミグランド点滴薬のみ
3本/1日を右の足の付け根から投与されている 体力低下だろう

看護師から話があるから病室で待機してくれと言われた
往診を終えた院長が病院に戻ってきたのは2時、30分後看護師から呼び出しがあった
ナースステーションに呼ばれるのは何度目だろう?

この部屋で医師に怒りの言葉を発した日もあった
感情を抑えきれず大粒の涙を流した日もあった
不審の気持ちで説明を聞いた日もあった そして諦めの日もあった
今日は一体どんな日になるのだろう?そんな思いで医師の隣に座った

母の意識レベルはもうこれ以上は望めないと言われた 
そして現在投与している栄養は足の付け根からの末梢点滴だが限界があり
母はもうこれ以上体のどの箇所からも選べる場所がないと言われた

無点滴で死に至らしめたら病院側では社会的問題になるのは当然だ
(母の場合無点滴=餓死を意味する)
早目に次の処置を決めなければならない 方法は2つ
IVH(足の付け根に少し太い管を入れそこから高カロリー栄養液を入れる処置)と
経管栄養(鼻などから細い管を胃まで入れ流動食を流す処置)

母は9日目にこのIVH処置を受けたことがある
局部麻酔下で足の付け根に穴を開けてカテーテルを埋め込み
高カロリー輸液:ネオパレンを投入したが2日後に体内で出血して管は取り出された
もう同じ手術はごめんだ また喉に穴を開ける経管栄養法もごめんだ
一番母の体に負担がない鼻からの経管栄養法を選んだ
流動食を取り入れるとIVHより痰の量が増えそれにより肺炎のリスクが出てくるが
どちらの方法を選んでも行き着く先は同じ 違いは時間の問題だろう

『先生、私は一日でも早く母を家に帰してやりたいのです』正直な思いを告げた
これ以上無理に時を延ばしても母は喜ばない 高カロリー栄養は拒んだ
『この処置をしたら母の余命は年単位ですか?』医師に尋ねた
院長はとんでもない。。。と言う顔をした 月単位か日単位かは母次第だ

院長との話の30分後 母の左鼻腔にマーゲンチューブが入れられテープで固定された
H君が来てチューブがちゃんと胃まで届いているか確認のレントゲンを撮った
流動食はその日の夕方から始まった
コーヒー牛乳の様な色をした母の食事は一日三食で現時点では1食100ml
状態により少しずつこの量は増えていくだろうが十分な量には達しないだろう
点滴と同じ方法でゆっくりゆっくり1滴ずつ流し込まれている

母さん。。。最後の親不孝を許してね 
姉さんと私は母さんの尊厳を維持したまま、最後を迎えさせてやりたいよ
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by r-petal | 2007-03-26 12:11 | Comments(2)
Commented at 2007-03-27 07:35 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by YUKI at 2007-03-28 09:34 x
非公開コメント見過ごしていましたm(_ _;)m
お返事は携帯に送ります
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