後藤さんのお陰
土曜日から我が家に再び里帰りしている次女が朝早くからベビー服選びをしている
退院時に冬音にどの服を着せて帰るか。。。(*^_^*)予定日まで後1週間

私も今日からスリング作りを始めようと思う
スリングとは1枚の布から成るハンモック状の子守り帯
片方の肩から斜めがけにして使う抱っこ紐の代わりやおんぶが出来る
色違いの柄で長女・次女共に二枚ずつ、計4つ。。。
出来上がった時またお披露目します(*^_^*)

今日は土日、二日分のブログです
******************************
12月16日(土)
病室に着いた時入り口の扉は開いていたが 
母のベッドだけカーテンが引かれていた
『間に合わなかったか。。。』中の様子を伺うとおむつ替えが終わった様子
カーテンが開けられ介護員Iさんと挨拶を交わす
「頭を一発叩かれて渇をいれられちゃった」と言われた
母さんったら。。。。すみませんと頭を下げた

「YUKIは何処をふらふら歩いているんだ!この薄情者・・・」
落ち着くまでベッドサイドに座って母の機嫌が変わるのを待つ
「こんな思いをさせてお前は平気でいるのか!」
介護員Iさん同様私は胸を叩かれた「家に帰るからな」と母

母さん。。。私は毎日午後のおむつ替えに間に合うようにここに来ているんだよ
それを母さんが午前のおむつ替えを拒否するから
他のおばあちゃんより早く替える時間が来る
不快になる原因を自分から作っているんじゃないか
帰れるものなら帰ってみろ!
はっきり母に聞こえる様『帰れば。。。』と言った

私の言葉でムッとなった母は布団をめくり起き出そうとしたが出来ない
母の足を見ると左足には二枚のレッグウォーマーを履いていた
多分脱げた右足のそれを母が自分で左足に履いたのだろう
その二枚のレッグウォーマーを上げたり下げたり 
また起き上がろうと挑戦するが出来なかった うつむき始める

『手伝おうか?』私だって本気で言ったわけではない
でも初めて母に意地悪な言葉を投げた
「自分でやるからいい」と言いつつ自分が一体何をやりたかったのか覚えていない
その後は無口になってしまった
『靴を履いてお出掛けしよう』 うなずくだけであの威勢は消えた

談話室に向かう時介護員Fさんに会った
『すみませんが洗面器を貸してもらえませんか?』
直ぐに持ってきてくれた
洗面所の適温のお湯を洗面器に注ぎ椅子の上に置いて母の右手を入れた
母はびっくりして手を引っ込めようとした
『右手のマッサージだよ 怖がらないで』無言でうなずいた
母さんは借りてきた猫状態 すっかりおとなしくなってしまった
この状態じゃあリハビリは無理だろう 諦めた

洗面器の水面は指間に付いていた皮膚の垢などが浮いてきた
もう一度新しい湯に替えマッサージを続ける
その内母は自分の左手を洗面器の中に入れ私の手をこすり始めた
『私の手をマッサージしてくれるんだね ありがとう』母は微笑んだ

視線は母に向けていたが左隣のテーブルに居る後藤さんが視界に入る
このおじいちゃんは入所したばかりの頃は決してパジャマを着ようとはしなかった
いつもポロシャツとスラックス姿で
大きなキャリーバッグを引きながら介護員と談話室にやって来ていた

家に帰ると病室を出るらしい その都度介護員はタクシーを呼ぶからとか
息子さんに連絡したから待つよう話しかけていた

後藤さんは日が経つと杖で出歩くようになった もうあの大きなキャリーバッグはない
その内その杖もリハビリ用の四本足付きの杖に変わった
ポロシャツの上にパジャマを着るようになった
その頃からよく転ぶようになって手は青あざだらけ。。そして車椅子使用になった
今はもうパジャマ姿も定着している ポロシャツもズボンも消えた
おじいちゃんの衰えていく過程を見るのは辛いものがあった

母さんも同様だ ここに転院した時はベッドの淵に座っていたが今ではそれも出来なくなった
自分で起き上がる事も出来なくなった 物を握れた右手も萎縮して硬直してしまった
この衰えは出歩きやベッドから転倒などの心配をなくしたけれど喜ばしい事ではない

母のマッサージをしている間にも後藤さんは何度か車椅子から立ち上がろうとしている
車椅子で逆走しようとするのでストッパーをかけたが自分で外してしまう
この行為は再三続く 気になって仕方がない
介護員も看護師もいない 大丈夫だろうか
母の手を洗面器から出してタオルで拭こうと後藤さんに背を向けた途端
後ろでドスンと大きな音がした

車椅子のストッパーを外しておじいちゃんは立とうとしたのだろう
車椅子は後ろへおじいちゃんは前方へ体がずり落ちて尻餅をついた
左腕は車椅子に挟まれて痛がって動けない状態
大声で看護師を呼ぶ 婦長が慌てて飛んできたが男性だから1人では無理
続いて二人の看護師が飛んできて三人で体格のある後藤さんを引き上げた

毎日の仕事で看護師だって介護員だって気のゆるみはある
今回は大事に至らなかったが談話室に置き去りは危険だ 気をつけて欲しい
だが、この事件は母にとって良い衝撃だったかもしれない
ハトが豆鉄砲を食らったような顔をして様子を見ていた
「びっくりした~あんな風にはなりたくないよ」と母
『でしょ。。。後藤さんはリハビリをサボったから 母さんはあんな風になったら困るよね』
「やだ やだ」 『じゃあリハビリだね』
後藤さんには申し訳ないけれどこの事件で今日も母は行く気になった

鉄は熱いうちに打てじゃないけど母さんの気が変わらぬ内に。。。
お茶道具をそのままテーブルに置いてリハビリ室へ向かった

今日も担当は放射線技師Oさん
母の顔を見るなり「その気になってくれましたね」と言った
歩行ポールはOさんが少し支える程度、自力でチョコチョコ歩けるようになった
一回毎の休憩もなくUターンして続けて歩行出来る体力も付いてきた
一旦は衰えた足の力も始めた時よりずっと軽い 目指せ!逆後藤さんバージョン

杖も一ランク昇格して以前おじいちゃんが使っていた杖と同じになった
d0064859_9141955.jpg

この杖を使いこなせるには左手の筋力がもっと必要になるが焦る事はない
ここまで一度も休憩なしで歩ける様になった

リハビリベッドに腰をかけ、座ったままで横移動 これはお尻の筋力を使う
横になって腕で起き上がる運動 これも左手と背筋を使う
更にボールを使って足の運動が始まったがもう帰宅時間だ
Oさんに母を病室に届けてもらうよう頼んで母には買い物に行くからと伝えた
「直ぐ帰っておいでよ」と母 
玄関まで来てお茶道具を談話室に置きっぱなしだった事を思い出してUターン
今日の母さんのリハビリと一緒だわ(*≧m≦*)
階段を一気に駆け上って再び駆け下りた

母の苦手な指リハビリは行なわれたか否かは分からぬまま家路を急いだ

12月17日(日)
午前中 夫がベビーベッドの組み立てを始めた
居間は益々狭くなるけれど翔&迅が冬音に近付けれないようベビーベッドは必需品
準備はほぼ整っている 冬音。。。いつ産まれてもOKだよ(*^_^*)

義父母宅を訪問後 夫の手作りチャーハンを食べて病院へ向かった
今日は午後のおむつ替えに間に合ったので当然母は上機嫌
記録書きを見ると早朝大量の排便があったようだ

母は短時間で処理を済ませないと機嫌が悪くなるだろうから
ベッド上だとどうしても不十分な洗浄になる トイレのお湯で尻を洗い直した
3階に戻り洗面所で母の入れ歯と髪をとかしていると姉が来た
久しぶりに三人が一緒 前回はご機嫌が悪かった母は今日はマズマズ

談話室で今日もお湯マッサージ 本当に少しずつだけれど指は伸び始めている
姉とマッサージを交代 Oさん同様姉も手厳しいので途中で痛がった(* ̄m ̄)

病室のベッドに寝かせて 私は何も言わず部屋から出た
後は姉に任せて夫と次女が待っている我が家へ
今夜は三人で銭湯に出かけた 
[PR]
by r-petal | 2006-12-18 09:59
<< 目指せ要介護3 十年一日 >>