父の退院とピアノの音色
人の安らぎって何だろう? 勿論人によって違う
8月下旬、母が三度目の入院生活になってから
そんな時があったかな?
 
夫と旅行に出掛けても気になるのは院内の母の様子だった
じゃあ 母が入所する前の私の安らぎの時は?
そう聞かれると答えに詰まる 
安らぎって必死に何かに立ち向かっている時ふと気付くのかもしれない

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11月22日(水)
今日は過密スケジュールで一日をこなした

夫を見送ってから座敷の掃除&父の寝床準備を済ませた
慌しく自分の身支度をして病院に着いたのは9:00am少し前だった
助手席にはピースが居た

父はもう帰り支度を済ませベッドに寝ていた
『父さん、幸と夕べ相談して今夜は私の家に泊まる事にしたよ』
「そうか」
さほど驚いた様子もない 寧ろ嬉しそうだった
『その代わり、私は夜居ないから幸と二人だけの夕飯だよ』

昨日の時点では父を迎えに行ってそのまま自宅に置いて来るつもりだった
所が夫がそれでは可哀相だし心配だと言う 
勿論私も不安だったけれど夕方から外出予定になっている
やはり自分からは言えない遠慮があった

今夜、姉と娘達の4人でコンサートに出掛ける予定になっていた
従姉の会社が主催する【心のコンサート】と称したピアノコンサート
孫達の胎教にも良いし 妊婦も癒されるし 姉も私も癒されるし
早速前売り券をゲットして1ヶ月前からスケジュールに入っていたが
父の急な退院で私だけキャンセルしようと迷ったが結局行く事に決めた

『退院手続きを済ませてくるから車で待っていてくれる?
ピースが待ってるよ』

ナースセンターに挨拶かたがたうがい薬の追加を頼んだ
母はこの時間何をしているか気にはなったが先ずは父の事が先決

一旦父を実家に送り届けた ピースと夕方までここで雑用を済ませ
夕方改めて我が家に来る事にした

10:00am 開店を待って美容院へ
行きつけの美容院では急な予約は無理だろうと母の病院の近くの美容室へ
白髪が結構目立つ 延ばし延ばしにしていたけれど今夜は外出もある
こんな機会じゃないと中々行く気にもならなかった
1時間半ほどで終わり買い物を済ませその足で母の病室へ向かった

介護員Iさんから午前中、無事入浴も済ませたと報告あった
記録書きを見ると昨日から便続き 便秘後のこの状態は繰り返しになった
ベッド上の掃除を済ませてトイレに連れて行った
臭いがある また出ているのだろう

最悪。。。パット上の多量の軟便は私の不注意で
着替えたばかりの母のパジャマの裾に付いてしまった
更にお湯で母のお尻を洗っている時に付いたのか
たくし上げた私のTシャツの袖も汚れてしまった あちゃ~~

トイレ内の洗面所の石鹸で洗ったけれどびしょぬれ
『ごめんね 母さん』 下半身をタオルで隠して病室へ
新しいパジャマに着替えさせてもう一度洗面所でパジャマを洗った
さて。。。如何したものか
このまま洗濯に持って行っても直ぐには乾かないし
持ち帰ったら代えのパジャマが無くなってしまう
さっき着替えたばかりだから改めて洗濯する必要もないし。。。
そうだ!洗濯担当のUさんに頼んで夕方になったら届けてもらおう

洗濯干し場は院内所々にあるけれどUさん担当の干し場は談話室の隣
干し場に出るのに3階病棟はドアがない 事故防止の為窓から出入りする
足元には踏み台が置いてあってそこに乗り窓をまたいで干し場へ出る
毛布などの重い洗濯物の出し入れはかなり大変なのだ

パジャマをハンガーに掛けて干しているとUさんがやって来た
事情を話すと「こんな天気じゃ乾かないよ
看護師に内緒で乾燥機にかけてあげるから」と言ってくれた
今日の洗濯はほぼ終わっているはずなのに ありがたいな 感謝だ
30分後にホカホカになったパジャマが届いた

2:30pmまで母と談話室で過して自宅に戻った
夕食準備に取り掛かっていると姉。。続いて父がやって来た
夫も定時より早目に会社を出て帰宅してくれた
ちょっとの間だったけれど翔&迅はピースの再会に大賑わいだった

5:30pm グットタイミングで私の自費出版した本が届いた
ゆっくり見る間もなく姉に早速その一冊を渡して
私たちはピアノコンサートの会場へ向かった 
(自費出版本の事は後日ブログで詳しく記載予定)

会場は美術館に隣接された別館で
ステージ以外の壁には種々絵画が展示されている
私たちは一番前の中央席を陣取った どうせならしっかり見える位置よね
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開演6:30pm
主催者の従姉の挨拶そして小沢さちさんのピアノコンサートが始まった
鍵盤に指が置かれ最初の曲はお馴染みのベートーヴェン エリーゼのために

目を閉じた 曲が流れ始めて直ぐ私は目頭が熱くなった 何故?
メロディーは聴きなれていて決してあの音とは違うはずなのに。。。
ピアノ音が院内でひっきりなしに鳴り続けるナースコールの音と重なった
曲が進むにつれ次々に浮かぶ母の顔 
激しく鍵盤が打たれると怒りの母の顔が出てくる
シューマンのトロイメライが流れると笑い顔の母の顔が出て来た
母さんは私の心の中にも居るんだ そう思った

休憩後、第二部はショパンの曲 子犬のワルツから始まった
今度は小沢さんの鍵盤を奏でる指を見ながら聴いた
勿論指先までは見えないが鍵盤を走らせる指は見事に踊っている様だ
コンサートはバラード第三番で終わった 
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今度は母の姿は出て来なかったが最後に珍客が現れた
アンコール曲の後半 ステージ大窓の外に白猫が一匹優雅に歩いて来た
丁度ピアノの足で姿はよく見えないが白猫は暫く座っていた
そしてゆっくり去って行った
まるでピアノ音につられて来たかの様 愛らしかった
観客には白猫だろうが私は母だと思った

今夜私は初めて生のピアノコンサートを間近で見ることが出来た
一時だったけれどこれが安らぎなんだと思った
心の母も私同様安らいだと信じたい キャンセルしなくて良かった
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by r-petal | 2006-11-24 11:08 | Comments(4)
Commented by Mより at 2006-11-24 15:29 x
YUKIさんコンサート有難う。
急がし中有難うね・
少しの時間だけでも安らいで頂いただけ嬉しいです。
私も、満足して心が洗われました。
又、大変な時期になりますが体に気をつけてね。
Commented by satsuki at 2006-11-26 00:38 x
YUKIさん、忙しいのに、本当にありがとうございました。
こんなふうな感想を拝見すると、本当に良かったと思います。
ピアノの音色って不思議です。
たぶん、自分の心の状態が鏡の様に映し出されるかんじ。
私はいつもそんなふうに思います。

ほんとうに、時間を割いてくれてありがとうございました。

じつは、(ここだけのはなし)
来春、同じイベントを都内で開催してみようと思ってます。
私も、このイベントを機に、何かを学びました。

みなさまによろしくお伝え下さいませ!(^^)!

ありがとうございました♪
Commented by YUKI at 2006-11-27 09:53 x
【M姉さん】
楽しい一時を過せて嬉しかった
こちらこそありがとうですm(_ _;)m
色々なイベントに参加出来るのを楽しみにしているので
またお声をかけてください
大変な時期はお互い様
M姉さんも無理しないでね 私と年が違うんだから(* ̄m ̄)
Commented by YUKI at 2006-11-27 10:06 x
【SATSUKI さん】
ピアノコンサートも凄い充実した時間だったけれど
以前の綺麗に歩く講習会もすっごく楽しかった
姉を含め私たちは気軽に参加出来るけれど
ここまで企画準備するSATSUKI さんたちスタッフは大変
序にコンサート前のスピーチもあるし本当にご苦労様でした

自分の心の状態が鏡の様に映し出されるのか~~
本当にそうだね うんそうだ!

来年の都内のコンサートも大成功で終わるのを祈ってます(*^_^*)
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