母は中世のドイツ騎士
23日 8:00am 母の入院している病院を通過
病室の母のベッドからこの道路は見える
でも道路から母のベッドは見えない
母さん 今何をしているのだろう。。。

昨日 ペンションで朝食を済ませて直ぐ高速道路に乗って帰路
11:00には母の病院に到着しました

今回のプチお出掛け。。。画像を交えて報告したいので
久しぶりにThe three amigos内のアルバムのページにアップします
只今製作中 出来上がりましたらそのページに飛べるようリンクするので
もう暫くお時間を下さい m(_ _;)m

9月24日

病院の駐車場 夫は翔&迅を連れて散歩に出かけた
私は母の病室へ 1時間。。。待ち合わせ時間を決めて別行動する事になった

病室入り口で母の様子を暫く見ていた
起き上がろうとしている。。。でも起きあがれない
諦めてまた暫く寝ているけれどまた起き上がろうとしていた
この繰り返し動作 後ろを大声で話しながらヘルパーさんが通過した
その声で母がこちらを見る 目と目が合った
『来たよ』 母が笑う 今日も私が誰か分かってる 安堵する瞬間だ

記録書きを見る 昨日今日と血尿は出ていない様子 
今日は午前中に排便があった模様
食欲は相変わらずムラがあるみたいで。。今朝は【1/2】と記されていた
ベッド上を見れば必死に食べた様子が分かる
食べ物のカスが一杯落ちている時は自分で食べたのだろう
綺麗な時は談話室で食べたか ヘルパーさんが介助してくれたか 食べない時だ

『沢山食べ残しが落ちてるね。。頑張って食べたんだね』
車椅子に母を移動してベッドの上のカスを処理しているとヘルパーさんが来た
「今日はシーツ替えの日だから一式取り替えましょう 
バスタオルと小シーツのお洗濯お願いできますか?」
天気も良いし 帰ったら直ぐ洗える(*^_^*)

窓の近くにある洗濯袋を取りヒョイと外を見ると
道路を隔てた川沿いに翔と迅を連れて歩いている夫が見えた
見えないよね~~と思いつつも手を振ると夫が手を振り返えしてくれた
あれま。。。見えるんだ!
『母さん ゆきと翔迅が外に歩いているよ』
母の視界から見えるギリギリの所で夫たちが目に入ったのだろう
「本当だ~~ゆきさんだ」と言った

「車椅子に乗っているのならそのまま食堂でお昼ご飯食べようね」
とヘルパーさんが誘いに来た

談話室に行くと既に8人ほどのお年寄りが集まっていた
実社会でもあるように大体何処のテーブルに誰が付くのか決まっているようだ

4つの大テーブル 入り口に一番近いテーブルは君子おばあちゃんを始めとした
比較的手足が動く4人のお年寄り軍団が陣取る
ヘルパーさんが洗った院内の患者さんたちの顔拭きタオルをこのお年寄り軍団が
不自由な手を使って丸める仕事があるからだ
(*≧m≦*)。。。。段々にお年寄りの名前や行動も分かってきて楽しい
私はこの君子おばあちゃんが好き 
このおばあちゃんの様子はまた後日にでも(=v=)

食事が運ばれるまで15分ほどかかった
タオル仕事が出来ない母を始めとした残りの4人はボーとその仕草を見たり
目の前のコップを見つめたりして時を過していた

あと30分しかここに居る時間がない 早く食事が運ばれてこないかな。。。
母の真後ろに立ってちょっとイライラした
既に母は私が居る事を忘れていて一人でここに来たと思っている

食事が運ばれ 膳が母の目の前に置かれた
私が介助するのは簡単だけど母のためには良くない
視線が届かない真後ろに立って母の食事の様子を見守っていた

右手は全く動かさない 
左手で味噌汁の椀を持って口に運んで飲み干した

ご飯茶碗を持とうとして動作が止まる
暫く見つめていて再び左手を動かした
スプーンは全く使おうとはしない
手づかみでご飯を持った え?!っと思ったら握り飯になっている
少し近づいて茶碗の中を見るとご飯は二つのおにぎりになっていた
一つを一気に口に入れて手に付いたご飯粒も食べ終えた

献立表によると野菜はピーナッツ和えとある
母の膳は全て小さくミンチ状に処理されている
ここでもスプーンは全く使わない
母は小鉢に入ったそのサラダをまるで汁を飲むように食べようとした
サラダはしっかり鉢底に付いていて母の口には入らない
諦めて小鉢を置いて暫く見つめていた そして残りの握り飯を食べた

この時マナーモードの携帯が鳴る 夫から約束の1時間が来た事を告げる合図
『もう10分 時間を下さい』とメールを送った

母は諦めていた小鉢に再び手が伸びた
今度も汁のように口の中に入れようとしたが駄目だった
一旦小鉢を置いた母 そのサラダを手づかみで取り口に運んだ

同様に鮭蒸しも手づかみで千切って口に入れる
ほぼ完食に近づいた頃次女がやって来るのが見えた

『母さんこれで帰るから後は宜しくね』
何度か一緒に居る次女 母に何をすべきか熟知している
娘の出来る範囲で母の世話をしてくれるだろう 安心して病院を出た

夫に母の様子を話しながら昔読んだ本を思い出した
詳しくは思い出せないけれど中世ドイツ騎士団の習慣として
食事中万一敵方にきりつけられた時右手ですぐに刀を抜けるように
右手をできるだけ空けておき左手 それも素手でものを食べる習慣があった。。。
古代ローマでもスープ以外の食べ物は同じように手づかみで食べていた

戦場下で生きるか死ぬかの時にマナーだ常識だと拘っているゆとりなどないだろう
母にとって食事は戦いだ
右手が使えない状態で左利きじゃないからスプーンなど使えない
手づかみも立派な食事方法だ まだまだ母には生命力がある
また一つ母から生きる術を教わった
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by r-petal | 2006-09-25 08:55
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