近況報告 その3
ご無沙汰しています
私の誕生日4日後からのブログです

今まで家族だけの力で在宅介護をしてきましたがそれも少し無理になる日が来ました
そこで行政の力を借りる事に決めて
新しいケアマネジャーさんと父で在宅介護を始める予定でした
そのケアマネさんと初対面の日 母が発熱しているのが分かり
直ぐに昔お世話になった開業医で熱と水分補給の応急処置をしてもらいましたが
翌日には更に悪化した状態で寝返りすらうてない状態にまでなってしまいました

急いでかかりつけの病院に救急車で転送し入院しました
緊急医の診断は尿路感染による発熱と診断
その処置は6日間続きました

意識が殆どない状態での入院だったので
一度だけ自らの手で点滴を抜いてしまう問題行動はありましたが
前回の入院の時の様に夜間何度も病院から呼び出しが来る事もなく
その後は比較的大人しく寝ていてくれました

父さん、母さんの体調が良くなって退院になったら
今までの様に母さんの世話出来る?
父の答えは想像が付いていたし 私の気持ちも決まっていたけれども
介護のキーパーソンは父 決めるのも父の気持ちが優先だと思った

即答で「もう 俺の力では無理だ」と父は言った
治療と介護を同時に受けられる療養型の病院に転院しよう そう決めた

介護を受けるようになってからからの母は3つの顔を持っていた
1つは 不安になったり気に入らない時に見せる暴言と顔を背け無視をする母の顔
2つ目は 人物が特定していて
    医師や看護師に見せる【自分は何でも一人で出来る】と言うプライド高い母の顔
3つ目は 機嫌が良い時に見せる甘えたり素直になったり笑顔が絶えない母の顔

本来なら3つ目の顔を父に見せていたら母の在宅介護はもっと続いていただろう
でも実際は最悪の1つ目の顔を常に父に見せていた母
尤も父自身母にそうされる理由が昔あったのだからお互いに無理からぬだろうが
父の介護意欲を失わせる結果にしたのはやっぱり母自身 当然の答えだろう

市内では2つの療養型の病院があってどちらにしようか迷った
一方は母が大好きな弟の家から近い病院 
もう一方は偶然にも母の姉が入院している病院
結果 看護師人数や経験豊富で やはり叔母が入院している病院を選んで手続きを進めた

8月30日 まだまだ日中の温度が30度を越す暑い日に父と三人でJ病院に転院した
病院側で取り揃えて欲しい物が幾つかあると言うので
父と介護センターで買い物をして戻ったら。。。
母はナースセンターの前で看護師と大声で喧嘩していた
しまった。。父一人に買い物に行かせるべきだったと後悔

興奮状態の母を病室に戻すと直ぐにナース室に呼び出されて
問題行動を起す患者の処置に同意する書類にサインさせられた
運悪くこんな状態の時に駆けつけた娘たちに対しても無視し続ける母
妊婦である娘たちの母体にも良くないと思い直ぐに帰した

一時間後 落ち着いた母を残して父と病院を出た
 
8月31日 入院2日目
早朝 ナース室に電話を入れた

母のその後の様子も聞きたかったけれど
正直今後どう対応して良いのか迷っていた点があったからだ
頻度に家族が顔を出すのは認知症が進んだ患者にとって良い事なのか悪い事なのか
初めてのケースで迷う事ばかりだ

「おばあちゃんは夕べ食事はしませんでした
オムツを替えようとしたら噛み付きそうになり足で蹴られました
朝 自分でオムツを取ってしまいベッドの上は大便で汚れたので変えました」
と不機嫌そうな看護師さんの声
あちゃ。。やってくれたのね 母さん(TmT)

「病院側ではなるべく身近に居た家族が頻度に訪れて
患者の様子を知っていただかないと困ります」
更に看護師さん不機嫌声
なるほど。。。そう言うものか
午前中父が 午後は私が母に会う様にした

午後病院を訪れると母はベッドの淵に腰をかけてうつむいていた
足元にはセンサーマットが敷かれていた
私の足音で直ぐ顔を上げ それが私だと分かると笑顔になった
午前中父が来たことなど忘れている
きっと私が帰った後でも同じだろう

母さん 車椅子で散歩に出ようか?と聞くと 目が輝いた
「忙しいのに悪いね」って労ってくれる
母はいつも私に対しては3つ目の顔を見せてくれる 
所がこの日は私に対しても1つ目の顔を見せた

看護師さんがパジャマをつなぎ型に変えて欲しいと言ってきた
介護用で自分からオムツを外す事が出来なくなっている物があるらしい
母さんと同じ事する患者が一杯居るのね(*≧m≦*)

院内で手に入ると言うので母と散歩途中でその売店に行ってみると
運悪く在庫なし 夏用のつなぎパジャマの入荷は明日だと言われた
母の機嫌も良いし直ぐ戻るのだから大丈夫だろうと病室に母を残し
近くの介護センターにそのパジャマを買いに出た

ほんの30分程度の外出 
丁度看護師さんがオムツ替えに病室に入るところだった

看護師さんに敵意の目を向ける母
その目が同時に入った私の顔にも向けられた
「お前は何をフラフラ出歩いているんだ!
こいつ(看護師)とグルになって私をだましているんだ」と罵倒を浴びせられた
お前。。。かつて母は私に対して一度もこんな言葉を使った事はない
正直 悲しみやショックよりどう行動しようか考えた
オムツ替えやパジャマ替え所ではない どう母を静めようか

暫く母と二人きりにしてもらえませんか? と看護師さんにお願いした
「無理なようならこちらで怒ってでも替えますから言ってください
オムツもかなり長時間になっているので」と看護師さんが言うと
「怒るだと?!お前に何の権利がある 
私は耳は確かだから絶対に今の言葉は忘れないからな!」と母

ベッドの淵に腰掛けている母と同じ目線になるようしゃがんで母の手を握った 
母は怒って払いのけた
再び母の手を取って母の目を見た 今度は払いのけなかったけれど
罵倒は何分続いただろうか 怒り続ける母 
その内口調が段々穏やかになってきて 握っていた手を握り返してくれた
「私が何も出来ないから皆でグルになって馬鹿にしているんだ」と母
今はね。。
確かに今は何も出来ないかもしれないけれど昔のばあばには凄い助けてもらったよ 
と言うと
「私がか?役に立ってたか?」と穏やかな顔をする いつもの母の顔だ
ばあばは私が仕事していたから母親代わりして子供を育ててくれたよ と言った 
事実そうだったし
「そうか そうか」と母

かあさん パジャマ着替えようか 汗でビッショリだし 汚れてるし
「YUKIが替えてくれるのかい?嬉しいな~~」。。。。この違い(*≧m≦*)
オムツ替えも順調に終了 良かった良かった

介護のマニュアルなんて知らない
私は今まで接してきた手順でしか母の世話は出来ないけれど
慌てず 時間をかけて母の側に居てさえやれば母はその内心を開いてくれると信じている
父も看護師さんも姉も日々忙しいから無理もないんだよね
ここは専業主婦の私がお相手するか 
何時ものように母を抱きしめて病室を出た
来て良かった。。。
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by r-petal | 2006-09-05 09:32
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